【趣味のCAD】TinkerCAD徹底解説:初心者が始める前に知っておきたい全ての情報
この記事は次のような人におすすめ!
- TinkerCADを使ってCNCマシンを操作したい初心者
- 3Dデザインに興味があるがどのソフトを使うか迷っている人
- TinkerCADを使ったCNC加工に興味がある人
Awesome CNC Freak
01/28/2025
金属加工に関わる仕事15年以上やっています。
今は、工作機械メーカーで働いていますが、プライベートでも、自作工作機械の製作や改造を楽しんでいます。
このブログでは、私の経験を元に、あなたが理想の工作機械を手に入れるための情報を提供します。
小学生でも使える3D-CAD!
3DデザインとCNCマシンを活用して、あなたのアイデアを具現化したいと思いませんか?
TinkerCADは、初心者でも簡単に扱える3Dデザインソフトです。
TinkerCADを使ってCNCマシンを活用する方法を徹底解説します。
TinkerCADとCNCマシンの組み合わせでのノウハウを詳しく解説していきます。
あなたがTinkerCADを使って、すぐにでもCNCマシンで加工を始められるようになることを目指しています。
どうぞお楽しみください!
MENU
- 1 【趣味のCAD】TinkerCAD徹底解説:初心者が始める前に知っておきたい全ての情報
- 1.1 どんな人にTinkerCADが向いているか
- 1.2 趣味のCNCマシンの為の、おすすめ無料3D CADソフト
- 1.3 【趣味のCAD】Fusion360徹底解説:初心者が始める前に知っておきたい全ての情報
- 1.4 【趣味のCAD】FreeCAD徹底解説:初心者が始める前に知っておきたい全ての情報
- 1.5 TinkerCADの概要
- 1.6 TinkerCADでできること
- 1.7 TinkerCADを使った3Dデザインの基本
- 1.8 TinkerCADを使いこなせるか不安な場合
- 1.9 完成した3DモデルをCNCルーターで製造する場合
- 1.10 趣味のCNCルーター、最適なCAMソフトまとめ
- 1.11 【趣味のCAM】Carbide Create | CNCルーター初心者が知っておくべきポイント
- 1.12 【趣味のCAM】Fution360のCAM機能 | CNCルーター初心者に向けた簡単操作のCAMソフト
- 1.13 【趣味のCAM】Easel | CNCルーター初心者に向けた簡単操作のCAMソフト
- 1.14 まとめ
どんな人にTinkerCADが向いているか
TinkerCADは、以下のような方に特におすすめです。
3Dプリンターのための3Dデザインに興味がある初心者
TinkerCADは簡単に使い始められ、基本操作を覚えるのに時間がかかりません。実際に、多くの初心者がTinkerCADを使って3Dデザインの基本を学んでいます。
低予算で3Dデザインを始めたい人
TinkerCADは無料で利用でき、高価なソフトウェアに投資することなく3Dデザインを始めることができます。多くのユーザーがコストパフォーマンスの良さを評価しています。
教育やワークショップで3Dデザインを教えたい人
TinkerCADは、オンラインで利用できます。
学習者が自宅や学校で簡単にアクセスできます。
教育関係者やワークショップ主催者が、TinkerCADを使って3Dデザインの基礎を教える事例が多くあります。
趣味で3Dプリントを楽しみたい人
TinkerCADで作成したデザインは、3Dプリンターで簡単に出力できます。
他のCADソフトに興味のある方は他の投稿も見てください。
少し上級者向けのCADはFusion360です。
CADソフトについて基本的なことを知りたい人は「趣味のCNCマシンの為の、おすすめ無料3D CADソフト」がいいと思います。
TinkerCADの概要
TinkerCADは、オンラインで使える3Dデザインソフトウェアです。
これを使って、誰でも簡単に3Dモデルを作成、編集、共有することができます。
製作者
TinkerCADは、Autodeskというアメリカの企業によって開発されました。
同社は、建築や製品設計、映画やゲームなどの業界向けのソフトウェアを提供しています。
歴史
TinkerCADの開発は、2011年に始まりました。
2013年には、AutodeskがTinkerCADを買収しました。
その後、TinkerCADは無料で利用できるようになり、現在は教育や個人利用を中心に幅広いユーザーに利用されています。
使用目的
TinkerCADは、教育やプロトタイピング、趣味などの目的で利用されます。
特に、子どもたちや初心者に向けて、3Dデザインの基本を習得するのに適したツールとされています。
ポリシー
Autodeskは、TinkerCADの利用に関してプライバシーポリシーと利用規約を定めています。
これらは、ユーザーのデータの取り扱いや知的財産権などのルールを明確にするためのものです。
また、TinkerCADは、COPPA (Children's Online Privacy Protection Act)に準拠しており、13歳未満の子どもたちのオンラインプライバシーを保護しています。
TinkerCADでできること
3Dモデリング
TinkerCADは3Dモデリングが簡単に行えるため、初心者でもすぐに始めることができます。
TinkerCADでは、基本的な図形(円柱、直方体、球など)を組み合わせて、独自の3Dモデルを作成することができます。
また、3Dモデルのサイズや向きを自由に調整できるため、あらゆるアイデアを具現化することが可能です。
インポート・エクスポート機能
TinkerCADでは、他のCADソフトで作成された3Dモデルをインポートすることができます。
また、作成した3Dモデルを様々な形式でエクスポートし、3DプリンターやCNCマシンで加工することができます。
これにより、他のソフトウェアとの互換性が高まり、さらに多くのデザインや加工が可能になります。
オブジェクトライブラリ
TinkerCADには、豊富なオブジェクトライブラリが用意されています。
これにより、ユーザーはすぐに使える3Dモデルを選んで、自分のデザインに取り入れることができます。
また、自分で作成したオブジェクトをライブラリに追加して、再利用することも可能です。
TinkerCADを使った3Dデザインの基本
ワークプレーンの操作
TinkerCADでは、ワークプレーン上で3Dオブジェクトを操作します。
ワークプレーンは、3Dモデルの設計や編集を行うための仮想の平面です。
このワークプレーン上で、オブジェクトを移動、回転、拡大縮小することができます。
また、ワークプレーン自体の向きや位置を変更することも可能です。
オブジェクトの追加と編集
TinkerCADで3Dモデリングを行う際には、基本形状のオブジェクトを追加し、それを編集することで独自のデザインを作成します。
例えば、直方体や円柱を追加して、それらを組み合わせることで、様々な形状の3Dモデルを作成できます。
オブジェクトの追加や編集は、ドラッグアンドドロップや数値入力によって行うことができ、直感的に操作できます。
パラメトリックデザイン
TinkerCADでは、パラメトリックデザインを利用して、3Dモデルの形状やサイズを効率的に調整することができます。
パラメトリックデザインとは、モデルの各部分の寸法や形状を数値で制御することで、簡単にデザインの変更や再利用が可能になる手法です。
TinkerCADのユーザーは、パラメータを変更するだけで、様々なバリエーションのモデルを簡単に作成することができます。
TinkerCADを使いこなせるか不安な場合
TinkerCAD初心者向けの3D-CADです。
それでも、使いこなせるか不安なひともいるとおもいまう。
コミュニティやフォーラムを活用する
TinkerCADのコミュニティやフォーラムに参加して、情報を集めましょう。
他のユーザーの作品やアドバイスからインスピレーションを得ることができます。
チュートリアルや教材を活用す
TinkerCADには、多くのチュートリアルや教材が用意されています。
自分のスキルレベルに合わせて、適切な教材を活用しましょう。
完成した3DモデルをCNCルーターで製造する場合
CNCルーターを使って制作するためにはCAMを使わなければいけません。
CADとCAMの関係
CAD(Computer-Aided Design)とCAM(Computer-Aided Manufacturing)は、製造プロセスにおいて密接に連携して働く技術です。
CADは設計段階で、2Dスケッチや3Dモデルの作成を支援し、詳細な寸法や材料、形状を定義します。
一方、CAMは製造段階で、CADソフトウェアで作成された設計データを利用して、CNCマシンへの指示を生成し、実際の部品や製品の製造を行います。
これらの技術は、効率的で正確な製造プロセスを実現し、製品の品質向上やコスト削減に貢献します。
CNCマシンへのデータ出力
TinkerCAD自体には、直接Gコードを出力するCAM機能はありません。
しかし、TinkerCADで設計した3DモデルをSTLやSVG形式でエクスポートした後、別のCAMソフトウェアを使用して、Gコードを生成することができます。
この方法で、TinkerCADで作成したデザインをCNCマシンで加工するためのGコードを得ることが可能です。
Gコードを生成する主なCAMソフトウェア
- Fusion 360:
オートデスク社が提供する統合型CAD/CAMソフトウェアで、TinkerCADと同じくクラウドベースで動作します。初心者からプロフェッショナルまで幅広く対応し、Gコード生成機能も備えています。 - Vectric Aspire:
3D彫刻、立体加工、VカービングなどのCNC加工に特化したソフトウェアです。使いやすいインターフェイスと高度なツールが特徴で、Gコード生成機能も搭載しています。 - EstlCAM:手頃な価格で利用できるCAMソフトウェアで、3DモデリングからGコード生成まで対応しています。STLやSVG形式のファイルをインポートして、簡単な操作でGコードを生成できます。
趣味で使うCNCルーターの為のCAMソフトに興味のある方は、こちらの投稿も見てください。
CAMソフトについて基本的なことを知りたい人はCAMのまとめ記事がいいと思います。
まとめ
TinkerCADを使うメリットとデメリット
- メリット:
- 初心者にも使いやすいインターフェース
- 無料で利用できる
- オンライン上で動作するため、インストール不要
- 豊富なオブジェクトライブラリ
- CNCマシンとの連携が可能
- デメリット:
- 高度な3Dモデリング機能には限定されている
- オフラインでの利用ができない
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